1.2006年7月12日、シーア派武装組織ヒズボラがイスラエル北部でイスラエル軍兵士2人を拘束しました。これを受け、イスラエル軍は同軍兵士2人の奪還を目指し、南レバノン県及びナバティエ県で空爆を行い、ヒズボラがこれに応戦する事態となっており、レバノン・イスラエル双方に死傷者が出ていると報道されています。
また、翌13日には、イスラエル軍によりベイルート市内のラフィーク・ハリーリ国際空港の滑走路が空爆され、同空港が閉鎖されている旨も報道されています。
2.さらに、レバノン国内では、ヒズボラによるイスラエル軍兵士拘束の報道を受け、ヒズボラ支持者等が歓喜の声と共に、空中へ向けて銃を発砲するなど危険な状況となっています。また、報道によると、13日には首都ベイルートでヒズボラ等の呼びかけによる大規模なデモが予定されています。
3.レバノン南部の国境地域に対しては、これまでも危険情報において「渡航の延期をおすすめします。」を発出し、注意喚起していますが、上記情勢にかんがみ、改めて渡航を延期するよう強くおすすめします。また、首都ベイルート等その他の地域に渡航・滞在を予定されている方は、不測の事態に巻き込まれないよう、最新の治安関連情報や空港関連情報を
入手するとともに、デモ・集会、小競り合い等を見かけた場合には、決して近づかず、速やかにその場を離れるなど、自らの安全確保に一層の注意を払うよう心掛けてください。また、緊急時の対応策を再点検し、状況に
応じた適切な安全対策を講じてください。
(問い合わせ先)
○外務省領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐に関する問い合わせを除く)
住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
電話:(代表)03-3580-3311(内線)5139
○外務省海外安全相談センター(国別安全情報等)
住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
電話:(代表)03-3580-3311(内線)2902
○外務省 海外安全ホームページ: http://www.mofa.go.jp/anzen/
○在レバノン日本国大使館
住所:Serail Hill Area, Army Street, Zokak El-Blat, Beirut,
Lebanon.
電話: (961-1) 989751
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